ダックの種類では比較的中肉から薄物の部類に属します。細い糸を使用し、織物の組織密度を上げているのが特徴で特に経糸密度を上げているのが特徴です。同じ重さの号物ダックと比較すると、厚みは薄いが高密度なのが特徴で第一次世界大戦当時から存在します。
その名の通り米国陸軍に軍需品として納めた事によりついた生地名です。
現在も軍需物資としても多量に使用されておりカバー、バケツ、靴地、ハンモック、洗濯袋、天幕、リュックサック、等幅広く使用されています。
用途に応じて防水のパラフィン加工、ペイント塗布などを施しています。
アメリカ連邦規格(FEDERAL SPECIFICATION)CCC-C-419Fにより定められた規格です
アメリカが発祥の生地で語源はオランダ語のdoekにあり、イギリスからアメリカに亞麻又は大麻製の厚地キャンバスに鴨の絵がマークとして刷り込まれていたことからその生地をduckと称する様になったと言われています。
日本国内には戦前に輸入されるようになりダックが訛ってズックと呼ばれる様になる。
また、メリケン帆布とも称される。
これらは重ね組織ではなく平組織で厚く丈夫な生地である事が条件とあります。
デニムが世に登場する前は資材用に流通していた頑丈なダックを作業服として流用する事が普通に行われていました。
セルラーゼという酵素を使って洗い加工をする方法で、 セルラーゼ酵素は繊維(セルロース素材)の表面を微生物に食べさせ溶かす作用があるため、繊維を柔らかく仕上げたり、使い古した風合いに仕上げたり出来る加工です。
alberton military twill はタテ糸に綿 ヨコ糸にジュート麻を使用し組織はギャバジンツイルで
高密度に織り上げ当時の染められていた化学染色方法とバイオ加工を施す事により雰囲気のあるヴィンテージ感を再現しています。
綿帆布6号クラスの重厚感がありながらジュート麻使用により軽量に仕上げられています。
かつて様々な資材で使われていたAmerican bagging が十二分に再現されています。
アメリカでは昔から資材などに使われていた麻袋、袋詰めなどを意味する言葉で生地の規格としても存在するものです。
用途として穀物袋 衣納袋 土嚢袋など合繊繊維が開発されるまでは様々のものに使われていました。
alberton military twill もその流れを汲んだ素材をベースに加工しております。